北朝鮮のマラソン大会:初・海外からの参加者受け入れ

AFP通信Relaxnews

 

北朝鮮平壌で第27回「万景台マラソン競技大会」が開催されました。今年は、その27年の歴史で初めて、外国人客の参加が許可されました。

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AP通信の報告によると、北朝鮮平壌413日開催された「万景台マラソン競技大会」には、欧米や中国、日本など海外の市民ランナー約200人が参加を申し込み、地元選手と共に42.2キロを走りました。

 

スタート地点は金日成競技場で、途中、中国軍参戦記念碑や金日成総合大学を通過、金日成体育場後方の大同江を横断し、再び金日成競技場に戻ってゴールとなります。

これまでは、男女共に2時間30分台の記録を持つプロレベルの選手だけが同大会の参加者として招待されてきましたが、今年からはハーフコースと10キロコースも追加され、一般の外国人観光客にも門戸が開放されました。

しかし、42.2キロコースに参加する選手たちは4時間以内に必ず完走しなければならず、完走できない場合はスタート地点に戻されてしまうそうです。

また、今年の参加にあたっては、希望者は旅行斡旋企業の団体ツアーを通じてビザを申込む必要がありました。北朝鮮がマラソン大会参加対象を拡大した背景には、こうした外貨稼ぎの狙いがみられます。

 

北朝鮮はこの冬、高級スキーリゾート地として、「馬息嶺(マシクリョン)スキー場」を建設しました。さらに、同国最高指導者・金正恩第一書記は、観光を促進する目的で、元山(ウォンサン)市の工業港都市一帯を海岸リゾート地に転換する計画を進めているとのことです。

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